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Rubyアプリケーションから利用する検索エンジン Hyper Estraier のインストール » 履歴 » バージョン 4

Masanori Machii, 2012/01/20 17:52

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h1. Rubyアプリケーションから利用する検索エンジン Hyper Estraier のインストール
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{{>toc}}
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h2. 背景
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欧米言語環境下のRedmineプラグインは,検索エンジンにXapianを用いることが多いようです.しかしこのXapianは,日本語の検索で必要になる形態素解析などの仕掛けを持っていません.なので,それらのプラグインを私達が利用するために,日本生まれの検索エンジンを是非利用したいと,考えるようになりました.
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調べてみると,それらプラグインは,定期的に動作しているインデキシングの結果をRedmine内のあるディレクトリ下に置き,それらファイルを検索していることがわかりました.すなわち,検索エンジンの入れ替えはおそらく簡単であろう,と見通しが立ったわけです.
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そこで,日本生まれの検索エンジンの中から Hyper Estraier を選び,実証して見ることにしました.本Wikiはその記録の一部です.
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h2. インストールするもの
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Hyper Estraier の本家サイト http://fallabs.com/ から次のライブラリとシステムをダウンロードします.
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# QDBM : 軽量データベースライブラリ
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# Hyper Estraier : 全文検索システム
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h2. ビルドとインストール
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ビルド手順は単純ですが,ここでも[[日本語全文検索の環境づくり]]と同様に,QDBMとHyper Estraierのどちらも/usr/local へインストールします.
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<pre>
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$ ./configure --prefix=/usr/local
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$ make
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$ sudo paco -D make install
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</pre>
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Hyper Estraierの場合は,さらに追加があります.
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[[日本語全文検索の環境づくり]]の際と異なるのは,Ruby API のインストール手順です.上記のように単純に Paco でインストールすると,"rubynative" という名前で管理されてしまいます.そこで,Hyper Estraier の一部であることをあきらかにするため,チョット工夫を凝らします.
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<pre>
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$ cd /usr/local/src/hyperestraier-1.4.13
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$ cd rubynative
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$ ./configure --prefix=<Rubyパッケージのインストール場所>
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$ make
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$ paco -p hyperestraier-1.4.13-rubynative make install
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$ paco -a | grep hyper
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 hyperestraier-1.4.13
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 hyperestraier-1.4.13-rubynative
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</pre>
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インストールした場所や Apache の設定によっては,/etc/ld.so.conf.d/ へコンフィグレーション・ファイルを置き,/sbin/ldconfig を実行する必要があるかもしれません.